東京マルイガスブローバック・ハイキャパ4.3。先に発売された5.1のバリエーションだが、様々な変更がなされている。
 5.1との相違点は…

 @リアサイトは固定式になった。フロントサイトは前面が鋭角になった
 A・スライドは太いセレーションになり前面にも彫られている。刻印も変わった。
 B・ブラックのダブルホールハンマーになった
 C・グリップセフティの形状変更。セレーションが無くなり、ハンマー側が短く切り落とされている。
 D・サムセフティが片面のみになり、レバーが短く狭くなっている
 E・メインSPハウジングにランヤードリングが付いた
 F・マグバンパーが小さくなり装弾数は31から28になった
 G・マガジンキャッチのボタン部が低くなっている
 H・ショートトリガーになった
 I・フルダストカバーになり直接レイルが彫られている
 J・スクリューが銀メッキからブラックになった
 K・バレルが銀メッキからブラックになった。またスライドからはみだす長さが短い

と、ほぼ全面的な変更がなされている。
5.1が実戦仕様とレース仕様の両方を想定していたのに対し、4.3では実戦仕様のみに特化しているのが明らかである。

内部メカに関しては4.3からの変更点は無いようだ。相変わらず強めのキックと文句無しのグルーピングである。

 個人的に、今回のこのトリガーのデザインが好きになれないので、PDI製のジャギートリガーを買ってみた。本体が黒一色で統一しているのでこれも黒をチョイス。
 なお、トリガー交換はトリガーを固定するピンを抜くのが難しい。というのも、ピン自体が非常に小さく、トリガーバーを曲げないように注意しなくてはならないので力任せにやることも出来ないからである。言葉でいっても解らないと思うが実際やってみると苦労することになるだろう。
 ライラクス製ロングスライドストップのスリムタイプも買った。ワイドタイプほど操作性向上に効果的ではないが4.3にはこちらのほうがコンセプト的にあっているだろう。


ライラクスの前部にセレーションが無い4.3のスライドを付けようと思ったが、4.3の純正サイトが付かないということに気付き、よく見るとプリントされてる文字も宣伝臭くて気に入らないし、わざわざサイトも買いなおすのもアレなので、自分でセレーションを埋めることにした。

 しかし、セレーションを埋めてしまうと前部が寂しくなりそうなので、コンペンセーターポートを開けてみることにした。
 設定的には、ポートを開けたので強度確保のためセレーションは彫られていない、という設定で。
 まずセレーション埋めだが、パテの接着面積を増やす為セレーションをすべて彫刻刀で削り落とす。
 ポートは電動ドリルで開ける。スライドは5mm、バレルは6mm。ズレると目も当てられないくらいカッコ悪くなるので、石橋を叩きすぎてぶっ壊すくらい慎重に行う必要がある。
 とはいえ一発勝負。こういう作業は…
 失敗を恐れず、失敗したら諦める事がコツだ
 ある程度のズレは、丸ヤスリで微調整して誤魔化す。
 ついでにバレルのパーティングラインをサンドペーパーで落としておく。
 
 ポリパテを詰めて削る。
 ポリパテはABSよりも削れやすいので平面を出すのが難しい。このままでは平面が出ているか見極めるのが難しいので、サーフェイサーを塗って色を同じにしてしまえばわかりやすい。
 また、ポリパテは気泡が出るので、気泡埋めと平面出し、根気良くやるしかない。
 
 
 塗装はキャロムショットの「ブラックスチール」を使ってみた。
 色合いはかなり濃いグレーというか、まさに鉛筆色というのが相応しい。なかなか味があるというか、渋くて良い☆
 
 
 
 
 完成。  ハイキャパ用スライドはいろいろ出ているが、やはりオリジナルスライドをこさえてみるのも一つの選択肢だろう。