マルシン製「コンストリクター」

同社8mmBB弾使用コルトアナコンダにオリジナルデザインのバレル等を着装したモデルだ。
なかなかよくまとまったデザインだと思う。
外観の仕様に関しては、まず上下レイルがダイキャスト製である。アナコンダが500gであったのに対し、こちらはそのお陰で1kgまで増加している(ブラックのHWバージョンなら1.3kg)
が、当然見た目どおりの超フロントヘビー。腕力がないと銃に振り回されてしまう。
メッキはなかなか美しく処理されている。
前面銃口部や上下レイル側面と下面にはヘアラインが入れられている。細かくしっかり入っておりなかなか質感が出ている。

カートリッジは真鍮製。内部は精密でカートリッジ自体がバレルのようになっている。
BB弾はカートリッジの前から入れ、専用ロッドで押し込む。そのため装弾はシリンダーから出してしないとやりづらい。
また、シリンダー内部がカートリッジをしっかり固定するような構造になっているため、カートリッジを垂直に入れないと入っていかないため、ム●カ大佐のような早業リロードをするのは難しい(^ω^;)
カートリッジが落ちないよううまくシリンダーにカートリッジを入れたまま手の平などでカートリッジが落ちてこないよう固定しながら前面を上向け、弾入れと押し込みをする事も一応可能(説明しにくいが)。少々慣れとコツが必要。

上下レイルにはオプションの取り付けが可能。横溝が無いが、通常の横溝にハメるタイプのマウントリングなどでも問題無い。
…ライフルスコープは流石に長すぎるので、上部に付けるならピストルスコープかダットサイトがいいだろう。

グリップの付け根に「トイガンセフティ」が付いている(エアガンのなんかの協会の規定で、トイガンには必ずセフティを付けなくてはならないらしい。実銃のリボルバーにはセフィティは無い)
が、グリップを外すと簡単にこのレバーを取り除くことができる。気になる人やいらない人は取り除いてしまうといいだろう。
さて、射撃性能に関して。
まず8mmBB弾についてであるが、まず8_弾は0.34gである。
この質量を6_弾の質量比率(というか密度?)に換算すると、6mmの0.12g弾クラスに相当するのである。
つまり、実はかなりの軽量弾なのだ。そして低密度な上、大体積…結論を言うと非常に風に流されやすい。
6mm0.2g弾でさほど流されない程度の風量でも、8mm弾だと面白いくらい曲がっていってしまう。
外で撃つ時は、風の無い日を選ぶか、外では撃たないかだ。(0.45gの重量弾もあるらしいのでそちらを使ってみるのもいいかも…自分はまだそちらの弾は撃ってない)
ダブルアクションが少々重い。反面、シングルだと非常に軽くストロークが短い。
ダブルアクションだとハンマーの打撃力が安定しないせいか、たまにヘロヘロ弾が出てしまう。
リロードもメンドイのでシングルアクションで一発を大切に撃つ方がいいだろう。ハンマーのコッキングは軽い。
8mm弾は欠点も目立つが、言葉では伝え難い独特の楽しさがある。
「8mmって駄目らしいし」と、食わず嫌いしてしまうのは勿体無いと思う。一度は8mmを体験してみて欲しい。

ゴッツいフロントに対して、グリップ周りはノーマルなのが少々寂しい。
この機種に対応したカスタムグリップ等はどこからも出てないのが残念だ。
では自作してみようということで製作開始。

エポパテでフィンガーチャンネルを造形、ちょっとオリジナリティを出そうと小指の下のあたりをトンがらせてみた。
ポリパテでチェッカリングを埋める。
削ってカタチを出し、ラッカーパテで表面を仕上げる。

塗装して完成。

トラ○ガソとかみたいなアニメ銃っぽくなったような。
おまけ

下レイルを外してみた。これはこれでこのままでもアリ?
結構軽くなって扱いやすくなる。

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